八正道とIdentity
マインドフルネスベースのプログラムを開発したジョン・カバットジン氏が、初めて仏教における八正道を知ったとき、
真っ先にこの教えを医療の領域に導入したいと思ったそうです。
彼が開発したMBSRは無宗教ですが、実はこの八正道とは切っても切り離せないメソッドです。
そして、この2000年以上の歴史ある
八正道を実践するためには、Identityというものも大きく影響します。
Identityはわたし達がこの世に生まれてから今まに学習したものとの関わりが非常に深いものです。
産声を上げ、生まれたばかりのわたし達は、恥ずかしい思いや否定的な経験をしたことがありません。
もちろん、偏見もありません。
美味しいものを食べて幸せを感じることで得られる経験もあります。
たくさん褒めて育てられれば、自分に自信を持ち愛情溢れる人になれるかもしれません。
幼少期に認めてもらえる機会が少ないと、外側に承認を強く求める傾向があらわれやすくなるかもしれません。
厳しい親に育てられると、自分に対しても厳しくなり、なかなか人生においても満足できない傾向にあるかもしれません。
つまり、今のわたし達のIdentityは、今までに学習されたものがベースにあり、決めつけられ、そこからわたし達が形作られているといっても過言ではありません。
それらが、この八正道に影響を与えるわけです。
正しいものの見方、考え方とはなんでしょうか?
深いですね。
マインドフルネスでidentityを再度学習(書き換える)
マインドフルネスにおいては、自分を解放していくことで、このIdentityを再度学習することができる、と言われています。
瞑想を通して、自分の中で何が起きているのか、
愛を持って見る、今までの価値観から切り離してマインドフルネスで真実をみていくわけです。
不安や恐れ、それらはどこからくるのか?
自信の欠如、寂しさ、ストレス・・・
また、それに伴う行動の傾向は?
買い物、甘い物やアルコールへの依存・・・
MBSRでは8週間かけて、
それらをマインドフルネス瞑想やヨガで探っていきます。
ストアカで海外の大学のマインドフルネス・ヨガの講座を開催
来週開催します。
ご興味ある方は下記のリンクからぜひ!
◆海外の大学のマインドフルネス・ヨガ◆
オンライン zoom
日程: 7月28日(木)20:00 – 21:00
費用: 1,500円
講師: 三枝英里 ブラウン大学MBSR認定講師
マインドフルネスなムーブメントを通してカラダの感覚を養っていきます。