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日本人に馴染むマインドフルネスって? 

–明治時代に神道が国教となり、神社と寺院は切り離された–


今日はマインドフルネスの原点「仏教」と
古来より日本人に根付く「神道」

日本人に馴染むマインドフルネスとは何なのかについて

考えてみました。

書籍を引用しながらになります。


仏教はインドから中国を経て日本に伝わってきました。

外来宗教である仏教が日本に定着し、日本らしい仏教が整ってきたのは奈良時代と言われています。

遣唐使を通じて中国の宗派が日本に伝わり、奈良の平城京の大寺院が受け入れ、のちに南都六宗という初期の仏教学派が栄えました。

奈良の大仏で有名な東大寺は740〜750年にかけて建立されました。聖武天皇が全国に平和をもたらすために各地に建てるよう命じた国分寺の総本山。

戒壇院は東大寺に設けられた僧侶になるための戒律を授ける場所です。中国から来た鑑真は正式な僧侶誕生のために、約400人に戒律を授けました。

仏教は古くから日本に根付いてきましたが、古来からの神々への信仰は排除されたわけではありません。

神々は仏法を守るという役割を与えられ、仏教と神道は共存の道を歩んできました。
神道の神様は、仏や菩薩の化身(権現)として別の姿で現れて、わたし達を救ってくれる、という考え方があり、平安時代にはこうした考えが定着したそうです。

そして、明治時代には神道が国教となったため、神社と寺院を切り離す神仏分離が行われ、お寺を破壊するなど、仏教を排除する動きもありました。

でも、今でもわたし達は、仏教と神仏の両方を受け入れています。

インドの仏教が時代に合わせて姿を変え、中国でさらに変化したように、日本では神道と共存する日本的な仏教として根をおろしたのです。

引用書籍
ー池上彰と考える、仏教って何ですか?ー


自然万物に神が宿る、という考え方は日本独自です。

古くから伝わる日本神話でも、自然物や自然現象を擬人化、神格化しています。
宮崎駿の作品が世界でも認められたことは、失われた神々への憧憬を甦らせ、世界でもその考え方に共感を抱く人が増えてきた証です。

わたしもマインドフルネスを生活に取り入れる一方、
神道的な考えからは大分遠ざかってしまっていたように感じます。

日本では、ごはんを食べる前は
「いただきます!」
と言うのが当たり前ですが、これは実は日本特有の慣しで、まったく同じ言葉は海外にはありません。

この慣わしは、山の頂に宿る稲作の神様への感謝の心を表す言葉に由来します。


改めて、マインドフルネスを日本で広めるにあたっては、このあたりがキーになりそうな気がしてきました。

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