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自分の内側を観察してみると



わたしはマインドフルネスの効果といえば、始めてからは自分の内側をより観察することができるようになりました。

それは、マインドフルネスの実践により、内側で沸き起こる感情をカラダで感じる力が養われてきた、という成長意欲に加え、自分の心や感情が移り変わる様子がわかるようになったからです。

マインドフルネスの実践を少しでも怠けると、内側を観察できる力は落ちていきますから、相変わらず毎日の実践は欠かせません。

大分、お恥ずかしい話ですが、ここでわたしの体験をシェアさせて頂きます。



子供に勉強させるという出来事を通してのエクササイズ

昨年から進学塾に通わせており、勉強嫌いな我が子に机に向かわせるのは毎日なかなかの至難。
しかも、毎週金曜日になると、他の平日とは違って、極端に勉強に対して娘が抵抗するのです。
特に算数。理由は、毎週木曜日に学ぶ新しい単元が苦手だから。
週末は、夫と一緒にその週で学んだ単元の復習をするので、そこで大抵はその苦手意識を克服できるのですが、週末を迎える前に一人で復習することには極度のストレスを感じるようなのです。

初めは、上記理由がわかっていたので、いつまでもYou tubeを見ている娘の姿に対してわたしの内側で沸き起こる「怒り」や「苛立ち」を素直に受け止め、コントロールしながら娘を冷静に勉強に促していました。



わたしの「怒り」の対象物が変わる

ところが、それが数回続くと、その「怒り」や「苛立ち」っている感情がどんどん強まっていく状態がわかりました。

ある日、その日に限って「怒り」が内側でどんどん高まっていってる自分に気づきました。
その自分の内側の様子を観察していくと、夫がたまたま在宅していたその日の金曜日に限って素直に勉強しており、そんな娘に対してより強い「怒り」が湧き上がってきていたのです。

つまり、自分のプライドが傷ついている様子がわかりました。

当初の「勉強しない娘の姿勢た」に対する怒りから「母親のわたしの言う事を聞かない、妨げられた事」に対して強い憤りを感じていました。

「勉強しない娘」から「怒り」の対象物が変わっていっているのです。
素直に勉強しているのに、「憤り」を感じてしまっている訳です。

そして、娘と話し合いをした結果、娘は全く違う見方をしており、それはわたしに対しての「甘え」から起きる行為であることがわかりました。


他意あるものと受け止める事をやめる


わたしは、母親の威厳やプライドを保とうとしていた自分を深く反省しました。

そして、もちろん、10歳の娘には他意は全くありませんでした。そもそも、勉強させることが目的だったのに、、、全く恥ずかしい話です。

わたしはその”きづき”から、娘のそんな態度を見ても同じような感情を抱く機会が随分と減りました。
もちろん、人間なので、体調や気分によって苛立ちを隠せない日もありますが、それをあらわにすることはなくなりました。

この出来事は、娘との間の出来事なので、「教育」「教え」という別の難しい課題も含まれています。
でも、自分の内側の状態を理解することは、このような自分の思考癖や行動癖への理解も深まります。

まだまだ、学び足りていませんが、自分を観察する力はマインドフルネスの実践により確実に向上しています。



MBSRを9月に開講します


MBSRでは8種間かけて、このように内側を観察できる自分を作っていきます。
今ここ意識でいられるよう、プラクティスで脳を習慣化させていきます。


◆MBSR 8週間 マインドフルネス・ストレス低減法◆
オンライン zoom
日程: 9月から開講
講師: 三枝英里 ブラウン大学MBSR認定講師

プログラム開発者はジョン・カバット・ジン氏、アメリカで起きているマインドフルネスの大ブームの火付け役者です。

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